上流・軍人・紳士淑女のための独逸語會話入門
上流・軍人・紳士淑女のための独逸語會話入門 | 神田隼大研究機構 文学部 神田隼大研究機構 / Abteilung für Literaturwissenschaft 上流・軍人・紳士淑女のための独逸語會話入門 KHF流 Deutsche Grundphrasen — Für Offiziere, Gelehrte und Gentlemen 令和八年(神衞七年) 五月 執筆者 栗林 基定 分類 Sprachkunde / 語学 独逸語を學ぶにあたり、單語と文法のみを追ふは足らず。 會話に於いて大切なるは、場面ごとに即座に用ゐ得る「型」を身に附けることである。 特に Sie を用ゐる丁寧表現は、上官、貴婦人、學者、老紳士、初對面の相手に對し、敬意と距離を同時に示す。 KHF流独逸語に於いては、粗野なる口語よりも、まず品位ある定型句を覚えるべし。 目 次 I. 挨拶を申す II. 相手の具合を伺ふ III. 自分の具合を答ふ IV. 名乘る V. 相手の名を伺ふ VI. 出身を語る VII. 會話を續ける VIII. 日常を尋ねる IX. 相手の都合を尋ねる X. 相槌を打つ XI. 聞き取れぬ時 XII. 言葉に詰まる時 XIII. 感情を述べる XIV. 相手を讃へる XV. 婦人を上品に讃へる XVI. 依頼する XVII. 別れを告げる XVIII. KHF流・短句十選 I. 挨拶を申す Guten Morgen. お早うございます。 Guten Tag. 御機嫌よう。 Guten Abend. 御機嫌よう。今晩は。 Es ist mir eine Ehre. 光榮にございます。 Es ist mir eine Ehre, Sie kennenzulernen. 貴方と御知己を得るは、私の光榮にございます。 Ich freue mich, Sie zu sehen. 御目に掛かること、嬉しく存じます。 Darf ich Ihnen meine Aufwartung machen? 御挨拶申し上げても宜しうございませうか。 通常の挨拶なら Guten Tag にて足る。されど上流・軍人風に響かせるなら、Es ist mir eine Ehre を添へるべし。言葉が直ちに姿勢となる。 II. 相手の具合を伺ふ Wie geht es Ihnen? 御加減は如何に




